大人になってから刺されるような生理痛や定期的な生きる気力も湧かない気分障害に悩まされるようになった……
と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
PMSやPMDDは悪化すると、生活に大きく支障が出てQOLが著しく低下する症状と言われています。
生活習慣の見直しやストレス発散などが改善には効果的と言われていますが、複数症状が見られる場合は超低用量ピルが助けになる可能性があります。
超低用量ピルを使って期待できる効果とは？について紹介します。
周期性ニキビはできにくくなる
超低用量ピルを毎日服用するようになると、体内のエストロゲン・プロゲステロンという女性ホルモンのバランスが一定になります。
上記のホルモンバランスが変動すると、それに伴って肌の水分・油分バランスが偏り、乾燥や皮脂の過剰分泌が起きるようになり周期ニキビができやすくなります。
超低用量ピルの服用を習慣化させると、雑菌の繁殖や刺激による突発性のニキビはできることがあるものの、月経前など周期性のニキビは顔、身体含めてできにくくなります。
イライラや不安などの気分のムラが落ち着く
普段気分が安定していても生理前になるとイライラや不安、死にたくなる衝動、攻撃衝動があり生活に支障が出るほどの症状をPMDDと呼びます。
こうした気分障害が現れる原因は明確には解明されていないものの、ホルモンバランスが大きく影響していると言われています。
超低用量ピルは一時的に排卵を止めホルモンバランスを一定に保つ作用があるため、月経前の大きな気分変動の緩和に役立ちます。
酷い月経痛や過多月経が緩和される
超低用量ピルには排卵を抑制したり子宮内膜の増殖を抑える作用もあり、
月経困難症や過多月経の対症療法としても採用されています。
ピルは月経時の痛みを引き起こすプロスタグランジンという物質を抑制する働きを持つので、酷い月経痛やそれに伴う頭痛を緩和させます。
また、服用により過剰に子宮内膜が分厚くなることも防ぐため、月経量も服用前と比較すると少なく済むことが期待できます。
以上、PMSやPMDDになると辛さは不可避？
超低用量ピルを使って期待できる効果とは？でお送りしました。
生理前のイライラや酷い月経痛に悩む女性は多いですが、寝込んだり生活に支障がある状態は普通とは言えません。
できるだけ速やかに婦人科を受診し、健康状態を確認した上でお悩みが酷いようなら超低用量ピルの使用も視野に入れることを考えてみましょう。
